3 slides

写真を3枚とります

CP+ 2014に行ってきました

CP+ 2014という、カメラやレンズの展示会に行ってきました。会場はパシフィコ横浜です(近い)。

わりと新機種とか新機種とかを確認するためのイベントではあります。自分がいい年になったせいか、新しいレンズ! 新しいカメラ!! アレが買えたらこんな写真が撮れるに違いない!!!みたいな欲求はだいぶ下がったデフレ感を実感する今日このごろです。一方、写真の周辺に存在する地味目の展示物はいつの時代も素晴らしいものです(おたくっぽい)。

EF70-200mm F2.8L IS II USMが真っ二つでよい

例えばレンズのカットモデルです。

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真っ二つになっているのは、EF70-200mm F2.8L IS II USM です。カタログでながめたレンズの構成図が本物のものとして目の前にあってじっくり眺めてしまいます(写真はクリックで拡大します)。

とくに、レンズの固定方法や、組み立て/分解の順番を推察できるのは大変楽しいことです。このカットモデルみながら分解して組み立ててみたいなセミナーが1万5000円くらいであったら受けたくなってしまいます(だれももうからない)。儲けたいです(だからもうからない)。

このカットモデル、「IS」ことシフト式の手ぶれ補正を駆動できるのは秀逸でした。写真の外側の右下に押しボタンがあって、押すと、手ぶれ補正用のレンズ群がぶんぶん動きます。揺らすと動くのではなく、ひたすらぶんぶんするだけなのですが、たいへんかっこいいです(かっこいいジャンル)。

見たこともない電送機が飾ってあってよい

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あるいは、みたこともない写真電送機です。このAP Leafax 35という製品は初めて見ました。ググってみると、ネガのスキャナと伝送装置が一体化した1988年のものだとわかりました。短い説明は以下がよかったです。

Leaf Systems Inc. introduces the AP Leafax 35, the first portable negative scanner and transmitter. Photojournalists are suddenly able to transmit film from the bush (or the front lines) for faster distribution.

http://www.pdngallery.com/20years/timeline.html

こういう知らないものに出会って調べても24分で送れるとか、25分で1色ずつ送れるとかいろいろでてきてよくわからない、みたいな体験はオタク心をくすぐられてたいへんよいものです(かっこいいジャンル)。気が向いたときにのんびり調べていくとします。

ほかに、三脚やライティングのための機材、タイムラプスのための機材などをニヤニヤと眺めながら過ごしました。コンパニオンのお姉さんや、新しい製品に興味がなくても、地道に楽しめるのはうれしく思います。

逆光は勝利的風景にみんなカメラを向けていてよい

こういう写真とカメラのマニアが集う会場なので、周辺はクビや肩から一眼レフを提げた人がたくさんいます。20人くらいカメラを向けている場所があったので、なんだろうと思ってみてみると、逆光は勝利的な風景が広がっていました。

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マイナス補正をどっさり入れて1枚だけパチリ。イカニモでよいですね。

CP+、全体的に楽しいので3年に1度くらいふらりといくとちょうどよさそうです。

Nikon D700 + Ai Nikkor 50mm F1.4S